障害の種類

アメリカ合衆国だけでも、推定 30,000,000 の人々がアクセシブルでないデザインのためにコンピューターの利用を妨げられていると言われています。世界全体では、ワールドワイドウェブを利用する人の約 8% が何らかの障害を持っています。障害は次のカテゴリのいずれかに分類されます:

  • 視覚障害 - 視覚障害は、ロービジョン (とりわけ、かすみ目、極度の遠視または近視、色覚異常、視野狭窄を含む) から全盲まで及びます。視覚障害のあるユーザーにとって、テキストのサイズや色を選択できなかったり、手と目の協調動作が必要になったり (マウスを動かすなど) するのは、厄介なものになります。
  • 運動障害 - 筋制御機能の乏しい人や身体虚弱者は、一般的なキーボードやマウスを使う上で困難を感じることがあります。たとえば、同時にふたつのキーを押したままにすることができなかったり、あるいはキーを誤って押してしまったりということがあります。
  • 聴覚障害 - 聴覚障害は、音は聞こえるが話し言葉を識別できないという状態から重度難聴まで及びます。重要な情報を音だけで伝えることのあるアプリケーションは、聴覚障害のユーザーにとって問題となります。
  • 認知障害および言語障害 - これは、発達性読み書き障害 (ディスレクシア) から、記憶障害や問題解決における障害、話し言葉や書き言葉の理解および使用に関わる障害まで及びます。こうしたユーザーにとって、画面の表示が複雑だったり一貫性が無かったり、あるいは言葉遣いが適切でなかったりすると、コンピューターの操作が難しくなります。
  • けいれん性疾患 - 敏感なユーザーは、ある特定の光や音のパターンに対しててんかん発作を起こすことがあります。